自分の会社が扱う商品、自分の会社の雰囲気、自分の友達、自分が好きなこと。「どんなふうに良いの?」と聞かれたとき、どう説明しますか?
「どんなふうに?」という説明はとっても難しいですね。
「どんなふうに」を説明するシーン
外でのお仕事をされてるんですね、
では、この靴下、あったかくて良いですよ。
寒い日はこの靴下があればカイロはいりませんよ。
ふーん、あったかいんだ。
あったかさが伝わってないな
すごくあったかいんですよ。
とてもつもなくあったかいんですよ
ほんとーーーーにあったかいんですよ
ふーん。そうなんだ。
「あったかい」の言葉をいくら並べても、相手にはその「あたたかさ」が伝わっていないようですね。
伝わらない原因
話し手は無意識に「自分が思っていること」「感じていること」と聞き手が「思っていること」「感じていること」が同じだと考えています。
例えば、今回の例だと「あたたかい」という言葉。みなさんは温度でいうと何度が温かいと感じますか?20度?25度?30度?いろいろだと思います。
ということは、「あたたかい」という言葉だけでは「人によって感じ方が違う」ため伝わらないのです。
話し手が話している言葉のイメージを共有できていない。
伝わるための説明の仕方
同じイメージができように「たとえ」を使います。
「まるで毛布のようにあたたかいですよ」
「コタツに足をいれているようにあたたかいですよ」
たとえを使えば、相手にも自分と同じイメージを共有し、情報を伝えることができます。ただし、たとえを使うときは、必ず「相手が知っているもの」を選ぶようにしてください。「コタツ」を知らない人に「コタツのように」と説明しても伝わらないですから注意しましょう。
伝わるためのトレーニング
では練習してみましょう。
口に出して説明してみてくださいね。
問題1 「日本の国旗」をたとえを使って説明してみましょう。 問題2 「部署の雰囲気」をたとえを使って説明してみましょう。
答えです。
問題1の回答 日の丸弁当のように、白地の中央に赤い丸が入ったデザインです。 問題2の回答 私の部署は漫才師のようにボケとツッコミの人がいて笑いの絶えない部署です
問題1、問題2ともに例として記入しました。ともに「日の丸弁当」を知っている、ボケとツッコミが何かを知っている、ということが前提です。もしそれらの言葉を知らない場合は、別のたとえを考えないといけないですね。
まとめ
抽象的なこと、感覚的なこと、まだ相手が体験したことのないことを説明する場合は、「~のように」「~のような」を取り入れると、100の言葉をつなぎあわせるようり、「すっと」「正しく」相手に伝わります。
「たとえる」ぜひ活用してください!
↓↓職場での説明力アップ講座実施中!!
↓↓採用担当者向け面接練習実施中↓↓